富山県アイバンクの概要
アイバンク事業の三原則:「十分な提供者を確保する」「安全な角膜を供給する」「公平・公正に供給する」
現在の角膜移植医療においては、提供された角膜を用いて移植を行なうことが唯一の方法です。
昭和33年に「角膜移植に関する法律」が施行されて以来、慶應義塾大学、順天堂大学をはじめとし、全国にアイバンクが設立されていきました。
富山県においては昭和38年10月10日「眼の愛護デー」を記念して、富山県善意銀行内にはじめて眼球預託口座が設けられました。
その後、角膜移植についての正しい知識の普及、眼球提供者の登録、緊急に手術を必要とする患者に対する眼球の斡旋の業務を行うため、富山県民の福祉の増進を図るため、眼球斡旋機関として「財団法人富山県アイバンク」が平成3年12月に富山県から1,000万円、富山県内のライオンズクラブから4,000万円、計5,000万円を基本財産として設立されました。
平成21年11月公益財団法人への移行登記を行い、現在の「公益財団法人富山県アイバンク」に至ります。
富山県アイバンクの仕事
1.献眼する者の募集及び登録に関する事
2.提供される眼球の摘出、検査、保存及びあっせんに関する事業
3.献眼及び角膜移植に関する知識の普及啓発事業
4.眼の衛生に関する普及啓発事業
5.その他この法人の目的を達成するために必要な事業
●公益事業1 ● 眼球のあっせん等に関する事業 2.提供される眼球の摘出、検査、保存及びあっせんに関する事業
3.献眼及び角膜移植に関する知識の普及啓発事業
4.眼の衛生に関する普及啓発事業
5.その他この法人の目的を達成するために必要な事業
1.献眼登録者の募集事業
・登録パンフレットの配布
・啓発ポスターの展示
・登録希望者の登録業務
2.眼球のあっせんに関する事業
・献眼時のコーディネーター業務
・医学基準に基づき、提供角膜の保存並びに検査、あっせん等の作業
・強膜切片の冷凍保存並びに、強膜あっせん等の作業
・提供者ご遺族への対応(ご葬儀への参列、弔辞並びに感謝状伝達、移植報告等)
3.普及啓発事業
・院内コーディネーター連絡会等の開催
(公益財団法人富山県移植推進財団との共同開催)
・病院での症例検討会
・医療従事者への啓発活動(講演会の開催等)
・一般県民への啓発事業(街頭での啓発活動等)
4.その他
・コーディネーターのスキルアップの為の研修会参加や学会発表等
●公益事業2● 眼の衛生に関する普及啓発事業
1.広報誌の発行事業
2.眼の衛生に関する普及啓発事業
・各種団体並びに一般県民等への講演
・インターネット等での啓発活動